UKの老舗レーベル〈NINJA TUNE〉に所属し、これまでUKのみならず世界のエレクトロニック・ミュージック・シーンに大きな影響を及ぼしてきたブラジル出身の音楽家/ ビートメイカーであり、坂本龍一やフィリップ・グラスといった現代音楽家達とのコラボレーションを果たす現代最高のエレクトロニック・ミュージシャンのひとり、アモン・トビン。近年では映画音楽の製作や世界的バレエダンサー/振付師のピナ・バウシュ(2009年死去)の舞台作品「フルムーン」で楽曲が使用され、クリエイター三宅純が選曲をプロデュースする形でリリースされた同舞台のサウンドトラックにも4曲収録されるなど、エレクトロニック・ミュージックの枠を飛び越え、現代音楽の世界へもその名を広げつつある。4年振りにリリースされたニュー・アルバム『ISAM』はフィールド・レコーディングという手法を駆使し自然の中から生まれた音を完璧にコントロールし、新たなサウンドとビートを構築、アモン・トビンのキャリアの集大成とも言える大作となった。また秋には エレクトラグライド2012では、プロジェクションマッピングで音と映像を完全にシンクロさせ、静と動、光と闇、生と死、混沌と美しさが同居する圧倒的世界観を見事に消化させた『ISAM Live』を日本で初公開する。