WARPを代表する鬼才、スクエアプッシャーことトム・ジェンキンソン。その革新的な作品群は、特に人気の高いジャズ/フュージョンに影響された実験的なドラムンベー スのスタイルを含め、ほぼすべての音楽ジャンルを網羅すると言っても過言ではない。5月2日にリリースされた待望の最新アルバム『Ufabulum』は、初期の代表作にも見られた超高速かつ超複雑なビートと、全編に渡ってエレクトロニクス・サウンドで覆われたサウンドが特徴。『Feed Me Weird Things』のジャズ・オリエンテッドなサウンド、『Hard Normal Daddy』の美しいメロディとポップさ、『Go Plastic』のアシッドな攻撃性、そして名盤『Ultravisitor』を越える完成度をも兼ね備えた最高傑作となった。